省令準耐火構造について
こんにちは!
ユーケーホーム㈱浦野建設の営業の加藤です 😀
現在開催中の「40周年感謝フェア」について
で、説明しました。
当社の「ZEH(ゼッチ)」は、省令準耐火構造となり「火災に強い家」になっています。
今回は、省令準耐火構造について説明します。
まず、省令準耐火構造の特徴について・・・
隣家などから火をもらわない(外部からの延焼防止)
隣家からのもらい火による火災に備えて、屋根や外壁、軒裏を防火性の高い構造とします。
火災が発生しても一定時間部屋から火を出さない(各室防火)
火災を最小限に食い止めるためには、発生源とその他の部分とを完全に区切る「防火区画化」が重要となります。各室を区画する構造とするために、各室に燃え広がりにくくなっています。
万が一部屋から火が出ても延焼を遅らせる(他室への延焼遅延)
内部で火災が起こった際、壁の内側や天井裏を伝わって火が燃え広がってしまいます。
このように「外部からの延焼防止」により外部、「各室防火」・「他室への延焼遅延」により内部と
火災に強い家となる特徴を持つのが省令準耐火構造です!!
では具体的にどのような構造かを説明します♪
省令準耐火構造の仕様は・・・
①外部の仕様
屋根は市街地での火災を想定した火の粉による建物の火災を防止できるよう不燃材料で葺くこと等としています。外壁及び軒裏は、建築基準法の防火構造(例:外壁に防火サイディング壁を使用するなど)としています。
隣家の火災からの延焼を防ぐ為に30分間の防火構造が要求されます。
②壁の仕様
火に強いせっこうボードを使用します。
火が柱などの構造材に燃え移るまでには相当時間がかかることにより、避難や初期消火が可能となります。
・外壁の室内側
・間仕切壁
③天井の仕様
火に強いせっこうボードを使用します。
火が柱などの構造材に燃え移るまでには相当時間がかかることにより、避難や初期消火が可能となります。
・上階に床がある部分の天井
※当社では、強化せっこうボード厚12.5mm以上を張り、野縁は鋼材、当て木は厚0.4mm×幅90mm以上の鋼板を使用しています。さらに、吸音効果もあることから天井裏にグラスウール厚50mmを入れています。
・上階に床がない部分の天井
※当社では、せっこうボード厚12.5mm以上を張ります。防火被覆裏面は不要になりますが、
上階に床がない部分の天井と同様に野縁は鋼材、当て木に鋼板を使っています。
留め金具は上階あり・なし共に40mm以上のGNF釘、ステープル、28mm以上の木ねじ、タッピングビス等で留め付けし、間隔は外周部150mm以内・中間部200mm以内となります。
壁・天井をせっこうボード等を施工し各部屋で発生した火災を他部屋への延焼を防ぎ、時間を稼いでくれます。
15分間の耐火性能が要求されます。
④ファイヤーストップ材
壁・天井内部の火災の通り道にファイヤーストップ材を設置。
壁や天井の防火被覆が突破された後は、壁や天井内部で急激な火災拡大が予想されるため、内部の通り道に延焼を防止する施工をします。
実験では、ファイヤーストップ材は45分の加熱に対し、その効果を失いませんでした。
以上の施工を行い、火をもらわない・火災を広げないようにすることで避難する時間を稼ぐとともに消火活動を初期で迅速に行い、住宅を最小限の被害で抑えます!!
さらに!!
火災保険料が安くなるメリットもあります。
群馬県で保険金額を2,000万円、10年間一括払いで例えますと・・・
一般木造(H構造)の保険料は・・・約230,100円
しかし、省令準耐火構造にすると
約91,720円!!
保険料の差額は・・・なんと約138,380円!!!
住宅ローンを借りた場合は、借入期間中は火災保険に入ることが必須となります。
35年借入をした場合・・・約40万円以上もお得になります。(保険料の見直しが起きる場合があります。)
保険料は地域や保険会社によって異なりますが、お財布にも大きく貢献してくれます♪
いかがでしたでしょうか?
当社では、
を開催しております。
フェアで皆様にご提案させて頂いている「ZEH」・「長期優良住宅」では、省令準耐火構造を標準。
コミコミとなっています。
●長期優良住宅って何?
●ZEHとは?
●住宅性能表示?
●光熱費を総額1,148万円節約できる理由
などもご説明します!!
皆様のご来場をお待ちしております♪
次回は、「瑕疵担保責任保険」について説明します♪